Learning English TOEIC940

30代システムエンジニアがTOEIC470点から940点になるまでの5年間の軌跡をまとめたブログ

第11回 TOEIC800点への道 文法編

TOEICの文法問題の癖に慣れる~

TOEIC800点以上を狙うためには、リーディングのPart5を12分、Part6を8分で終えることが目安です。その時間内で終えるためには、早い問題で5秒、読み込んでも1問30秒以内で終えなければなりません。そのスピード感を養うトレーニングが必要になります。

 

基本的なところは、第8回でも紹介したTOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継」がとても参考になります。読んでいない方は、一度目を通しておくと良いでしょう。

  • TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継(お勧め度★★★★★)
TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継

TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継

 

 

800点を狙うためには、さらにスピードに磨きをかける必要があります。そのために私が使った参考書は2冊で、「新TOEIC TEST文法特急」シリーズです!そんなの知っているよ~という方は読み飛ばしてください。。。かなり売れているのは間違いありませんが、実際にやってみて、確かにスコア向上に役立ったと思っています。

 

  • 1駅1題 新TOEIC TEST文法特急(お勧め度★★★★★)
1駅1題  新TOEIC TEST文法特急

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

 

 

  • TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編(お勧め度★★★★★)
新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編

新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編

 

 

この2冊の何が良かったか?いろいろありますが、私が特に良かったと感じたのは2点です。

 

1点目は、解説がとにかく丁寧であることです。単に答えの説明が詳しいのではなく、問題を解くための思考の順番を解説してくれていることが秀逸です。例えば、品詞問題では、問題を読む前に選択肢を見て品詞を選ぶ問題だと理解してから、問題文の空欄の前後の単語の形を見て回答する、というようなことが詳しく、何回も出てきます。これにより、1問5秒で解ける問題も出てきます。この考え方を知らないと、1問20秒~30秒かかってしまい、時間をロスしてPart7に影響が出ます。この参考書を何回も繰り返してスコアが上がったという人は、おそらく、この思考方法を身につけたからスコアが上がったのだと思います。

 

2点目は、問題を回答する時間の目安が書かれていることです。各ページの角の方に、この問題は10秒、この問題は30秒で解いてください、という目安が書いてあります。問題の解き方になれてしまえば何てことないのですが、最初はとにかく時間がかかってしまうことでしょう。それでも何回も繰り返しているうちに、思考方法に慣れて、提示された時間内に解くことが苦でなくなります。そこまで来ると、やっとPart5を12分以内、というのが現実的になってきます。

 

以上のような良い点を実感できましたので、私は本番前にこの2冊をそれぞれ最低2周して、思考方法とスピード感を訓練してからテストに臨んでいました。

 

800点を取るための文法編は以上です。なんだ、それだけか、と思うかもしれません。しかし、それだけなのです!これまで、ネクステージなどで大学入試レベルの基礎文法力は身につけているはずなので、あとはTOEICテストの癖とスピード感に慣れるだけです。これだけでPrt5の9割以上は正解できるようになります。やってみてください。

 

ただし、注意があるとすれば、学習する順番は、やはり「1.ネクステージなどで大学入試レベルの基礎文法力は身につける」⇒「2.TOEICテストの癖とスピード感に慣れる」でないと厳しいと思います。おそらく、TOEIC600点を取るかどうかくらいで「文法特急」をやり込んでも、ただ答えを覚えるだけで、劇的な成果は出ないんじゃないでしょうか。基礎ができて、その力を発揮させる方法を知るのが「文法特急」なので、まだそこまでではないようであれば、急がば回れで、大学入試レベルの基礎文法力を先に身につけた方が良いでしょう。

 

次回はTOEIC800点を取るためのリスニング編を紹介いたします。

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