Learning English TOEIC940

30代システムエンジニアがTOEIC470点から940点になるまでの5年間の軌跡をまとめたブログ

第10回 TOEIC800点への道 単語編

TOEIC特化の単語を覚える~

今回からは、TOEIC800点を取るための勉強法を紹介したいと思います。800点を取るためには、もちろん、英語の基礎力は必要です。700点を取るまでの勉強法で、基礎力のつけ方は紹介してきました。さらにもう一段上の点数を狙うためには、私はTOEICのテスト対策を徹底してやりました。どんなテスト対策をしたか、語彙、文法、リスニングの順番で紹介したいと思います。ということで、今回はまず語彙編です。

 

  •  TOEIC公式問題集の単語をすべて覚える(お勧め度★★★★★)

前回も紹介しましたが、TOEIC公式問題集に出てくる単語で、分からないものはすべて覚えます。あまり古い公式問題集をやっても仕方ないので、最新のものから3冊くらいで十分でしょう。どんな問題集よりも、最も実践に近い問題集ですので、やればやるだけ成果に繋がります。迷ったら、まずは公式問題集をやり込みましょう。

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

 
TOEICテスト新公式問題集< Vol.6>

TOEICテスト新公式問題集< Vol.6>

 

 

  • TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ(お勧め度★★★★☆)

公式問題集だけでは、やはり漏れはあります。それを補うために、TOEICに特化した単語集をいくつかやると良いでしょう。既に800点を目指すくらいなので、基礎的な単語は覚えているものと思います。ですので、この段階で必要なのは、TOEIC特有の単語を覚えることです。私がやったものの中でお勧めできるのは「金のフレーズ」です。量が多すぎず、かつ、TOEICの癖を良く理解している著者が出しているもので、途中で飽きることなく、やりきることができました。お勧めできる1冊です。

新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

 

 

  • 聞いて覚える英単語 キクタTOEIC Test Score 990(お勧め度★★★☆☆)

TOEICに特化した高度な単語を網羅的に覚えたいとなると、使える単語集が少なくなってきます。600点や730点を目標とする単語集は比較的多いのですが、800点や900点を狙う単語集はあまりありません。あっても難しすぎて挫折しがちです。その中でも比較的マシだったのはキクタン990です。難しすぎず、簡単すぎずで、ここに載っている単語のうち、自分が覚えていないもののみをピックアップして覚えました。ただ、量が多いので挫折しがちです。。。公式問題集と金のフレーズをやったあと、さらに何か、と思うようであれば、検討してみても良いと思います。

聞いて覚える英単語 キクタン TOEIC Test Score 990 (CD・赤シート付) (キクタンシリーズ)

聞いて覚える英単語 キクタン TOEIC Test Score 990 (CD・赤シート付) (キクタンシリーズ)

 

 

 800点獲得に必要な語彙はこれで揃うと思います。繰り返しになりますが、まずは公式問題集のやり込みです。その後、必要に応じて語彙を補強する形で、TOEIC特化の単語集をいくつかやってみると良いかと思います。

 

次回はTOEIC800点を取るための文法編を紹介いたします。

第9回 TOEIC700点への道 基礎の定着編

前回までに、私がTOEIC600点を取るためにやった勉強方法を紹介しました。今回はTOEIC700点を取るためにやった勉強方法を紹介したいと思います。

 

さっそくですが、目標点数が600点と700点で、勉強方法に何か特別な違いがあるかと言うと、実は特にありません!!600点を目指すための勉強を継続し、精度を上げていけば自然に700点は取れます!!この段階で意識することは、これまでの勉強の継続で基礎力を定着させることと、TOEICのテスト対策を強化することで700点を狙います。

 

ということで、700点を目指すために、600点獲得までやってきた勉強内容をどれくらいの精度まで持っていく必要があるのか、テスト対策とは何をどれくらいやれば良いのかを整理したいと思います。

 

  • 語彙
    • DUO 3.0
    【そのまま継続】600点を取るころには既に何周か終わっていて、DUOの例文にも馴染んできていると思います。ただし、少しDUOのシャドーイングをサボると、すぐに単語を忘れてしまうくらいの状態なはずです。700点を達成するまでは、定期的にDUOのシャドーイングは継続し、体に染み込ませてしまいましょう。DUOを1周する時間もかなり短くなっているはずなので、継続と言っても、最初ほど負荷は感じないはずです。音楽プレーヤーの話速変換機能も上手く使って、時間短縮する工夫もすると良いと思います。

 

  • 文法
    • Next Stage英文法・語法問題のPart1文法、Part2語法
    【そのまま継続】DUOと同様で、既にPart1文法、Part2語法は何周か終えていると思います。毎回正解できる問題を繰り返しても時間の無駄なので、自信のない問題や過去に間違えた問題をチェックしておき、それだけを繰り返しやるようにすると良いと思います。完璧になるまで繰り返しましょう。

 

  • リスニング
    • NHK 入門ビジネス英語、ラジオ英会話の音読
    【そのまま継続】音読はそのまま継続です。テキストの単純音読、オーバーラッピング、シャドーイングを繰り返します。音読にある程度慣れてきているころだと思いますので、1つの文章を音読して口を慣れさせたら、次々と新しい文章で音読を継続していきます。ずっと同じ文章を何10回も音読するよりは、20回くらい音読してこなれたら、次の新しい文章に移るのが良いと思います。

 

  • TOEIC対策
    • TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継
    【完了】たまに思い出して読み返すくらいで、もう卒業して良いはずです。もし、まだ読んでいないなら読んでおいてください。

    【強化】既に最新の1冊はやり込んでいると思いますが、それだけでなく、2冊目、3冊目も購入してやり込みます。単純に問題をこなして、間違ったものを覚えるということもやりますが、意識したいのは次の2点です。

    1点目は、3冊の公式問題集に出てくる単語をすべて覚えるということです。DUOで基礎的な単語は覚えているはずですが、TOEIC特有の単語はまだ覚えていないはずです。そして、それが本番の試験で誤回答に繋がってしまったりします。TOEIC特有の単語を覚える手っ取り早い方法は、公式問題集の単語をすべて覚えることです。他の単語集に手を出す前に、公式問題集をベースとして自分だけの単語集を作り、攻略しきってしまいましょう。

    2点目は、リスニングパートの発音の癖に慣れることです。公式問題集のCDで問題文を読み上げている人と、本試験で問題文を読み上げている人が同じ場合も結構あります。そして、たまにものすごい発音の聞きづらい人もいます。公式問題集をやっていて、聞きづらい、発音の相性の悪い人がいたら、その人の問題文の読み上げを徹底的に聞き込み、音読し、耳を慣らしておきましょう。それが本試験でもかなり助けになります。

 

 TOEIC700点への道は以上です。基礎力をしっかり鍛えれば、自然に700点は到達できるはずです。

第8回 TOEIC600点への道 テスト対策編

TOEICのテスト対策~

今回はTOEIC600点を取るためのテスト対策がテーマです。TOEIC600点を取るためのテスト対策は2つだけです。

  • 最新の公式問題集でテスト形式に慣れる
  • TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継」でTOEICの文法問題の解き方を覚える

 

とてもシンプルです!!逆に言うと、これまで紹介してきた基礎力をつけるための勉強の方がずっと大事で、それさえやれば普通に600点は取れます。(700点も余裕ですv)とは言え、多少はテスト対策もしておいた方が良いことは良いので、効果のあるものを2つ紹介したいと思います。

 

1.公式問題集(お勧め度★★★★★)

まずは公式問題集です。TOEICのテスト対策で公式問題集以上のものはありません。これは断言できます。TOEICの問題形式を真似た問題集もありますが、はっきり言ってやる必要はありません。問題形式は似ていて値段も安いかもしれませんが、解いてみるとやっぱり違うのです。公式問題集だけで十分です。それ以外は時間の無駄です。

 

TOEICテスト新公式問題集< Vol.6>

TOEICテスト新公式問題集< Vol.6>

 

 

公式問題集をやるときは以下のことに注意しながらやってください。

  • まずは問題形式とスピード感に慣れることが先決
  • リスニングのPart3,4では、できるだけ選択肢の先読みを心がける。600点に届かないレベルでは途中で必ず追いつかれますが、意識としては先読みし続けようとする気持ちがとても大事
  • リスニングパートでは、選択肢の先読みができなくなって、追いつかれてからが粘りどころ。選択肢を読みながら同時に聞くのは絶対にNG。間違いなく聞けない。ただし、選択肢が1~2単語くらいしかなく、聞きながら選択肢をちらっと見て、すぐに答えが分かるようであれば、指で答えを指して覚えておくくらいはOK
  • リーディングパートでは、Part5は15分以内、Part6は10分以内、合計でPart6までを25分以内で終えるためのスピード感を覚える。文法や語彙の問題で答えに迷うようであれば大抵間違えるので、悩んでも時間の無駄と割り切ることを覚える
    • ちなみにTOEIC800点以上を狙うには、Part5を12分、Part6を8分で解きます
  • 公式問題集1冊分で良いので、問題集に出てくる単語で分からないものがあったら、それらはすべて覚える。私は以下のような単語帳を自分で作って覚えました

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以上のようなことに注意して、まずは最新の公式問題集を1冊やり込みましょう。まだ間違える問題も多いと思いますが、一喜一憂しても仕方ありません。これから何10回と解いていけば、だんだん間違わなくなってきますので、心配いりません。

 

2.TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継(お勧め度★★★★★)

続いて「TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継」ですが、これもかなりお勧めな参考書です。テスト対策としては、初期に読んでおいた方が良い本で間違いありません。

 

TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継

TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継

 

 

TOEICの文法問題では品詞を選ぶ問題がそれなりにあるのですが、品詞問題の解き方、考え方が詳しく書かれています。初めは全然分からないと思うので、この本を読んで研究しておくことをお勧めします。

 

ちなみに、私はPart5を解くときには、問題文を読む前に選択肢を眺めます。そして、その問題が品詞を選ばせる問題なのか、時制の問題なのか、語彙の問題なのか、その混合か、意味を理解しなければいけない問題なのかをさっと判断します。それから問題文を読みます。

 

実はこれがすごく重要なテクニックで、簡単な品詞問題なら、選択肢と問題文の空欄の前後をぱっと見るだけ回答できるようになります。1問5秒で解けるものもあり、かなりの時間の節約になるのです。間違っても選択肢を見る前に、問題文の頭から順番に和訳しながら読んでいくようなことはしてはいけません。注意してください。

 

 

以上、公式問題集と文法問題の参考書を紹介しました。TOEIC600点を目指す段階では、以上のことに注意して対策しておけば十分です。700点以上を狙う場合でも、テスト対策としては、基本的にはここで述べたようなことと変わりません。違いは問題をこなす量が増えるくらいです。ここで解き方の基礎を身につけられれば、あとは練習量を増やしていくだけです。

 

次回からは700点を超えるための勉強法を紹介したいと思います。

 

第7回 TOEIC600点への道 リスニング編

~音読でリスニング強化~

初めにお伝えしたいのが、いくら問題集を解いても、リスニング力は上がらないということです。TOEICの点数が低いうちは、何かと問題集を解くことをがんばってしまいがちです。しかし、いくらリスニング系の問題集を解いても、解けた解けなかったに一喜一憂するだけで、リスニング力は上がりません。では、何をすればリスニング力が上がるのでしょうか???

 

リスニング力を上げる効果的な方法

リスニング力を上げる手っ取り早い方法は、ひたすら音読することです!!

 

音読はスピーキングの練習なんじゃないの?と思うかもしれませんが、それだけではないのです。音読をひたすら繰り返すと、リスニング力は上がるし、リーディングのスピードも上がるし、スピーキングの練習にもなります。まさに、一石三鳥です!!今回は私がやってみて、効果があったと思える音読方法を紹介したいと思います。

 

まず教材ですが、TOEIC600点いかないくらいですと、あまり難しいものを使っても挫折してしまうだけですので、NHKラジオのラジオ英会話や入門ビジネス英語くらいの難易度のものが良いと思います。このあたりは個人のレベルや趣味もあると思いますので、正直、難しすぎず、文章が短すぎず、気に入った教材であれば何でも良いです。私は品質面で安心感があることから、過去の入門ビジネス英語のCDブックを買って使いました。放送中のものを音源(CDやMP3)と一緒に買って使うのでも良いです。

入門ビジネス英語ベストプラクティス 1―NHKラジオ 自己紹介からプレゼンまで (NHK CDブック)

入門ビジネス英語ベストプラクティス 1―NHKラジオ 自己紹介からプレゼンまで (NHK CDブック)

 
NHKラジオ英会話レッツスピークベストセレクション (NHK CD BOOK)

NHKラジオ英会話レッツスピークベストセレクション (NHK CD BOOK)

 

 

やり方は以下の順序です。

  1. まずはテキストの英文と日本語訳を一通り読んで、文章全体の意味を理解する
  2. 音源を聞いて英文の発音を確認する
  3. 音源を流さずに、テキストを見ながら音読する(5回くらい)
  4. 音源を流しながら、テキストを見ながら、音源にオーバーラップさせるように音読する(こなれるまで10回くらい)(オーバーラッピングという手法です)
  5. 音源を流しながら、テキストを見ずに、シャドーイングする(5~10回くらい)

※オーバーラッピング、シャドーイングのやり方は他サイトを参照ください。

 

回数は大体の目安ですが、要は、口がこなれるまで音読を繰り返すということです。これを1セクションずつやっていきます。既にDUO3.0も音読やシャドーイングをやっていると思いますので、DUOよりも長い文章で同じようなことをやるイメージです。1冊もやれば随分英語に慣れます。

 

こんな感じで、ひたすら音読を続けます。教材や回数は変えながらですが、音読はTOEIC900点を超えるまで続けました。英語ができるようになるために、最も効果的な方法であると実感しています。

 

効果が薄かった学習法

さて、ここからは逆に効果が薄かった学習法をお伝えしたいと思います。

 

それはディクテーションです!!

 

一生懸命、音を聞きながらテキストに起こしてみたのですが、結局、よく聞けないところを部分的にリピートして何となく文字に書き起こすというのを繰り返すことになり、世間で言われているような効果は私は得られませんでした。ディクテーションをやったときの自分の英語力だったり、やり方だったりが悪かったのかもしれません。ただ、単なる音読、オーバーラッピング、シャドーイングの方がずっと楽で、かつ、リスニング力向上の効果を実感できたので、個人的にはディクテーションよりも音読をお勧めします。

 

以上、音読でリスニング力を強化する方法をご紹介しました。効果が実感できるまでは時間がかかりますが、でも、続けていれば必ず成果が出ます!まずは1週間、続けて1か月、そのまま3か月と続けてください。地味ですが、とても重要なトレーニングですので、めげずにがんばりましょう!!

 

次回はTOEIC600点を狙うためのテスト対策についてご紹介したいと思います。

第6回 TOEIC600点への道 文法編

~大学受験用問題集で文法の基礎力をつける~

TOEICで高得点を取るために文法ばかり勉強するのはどうかと思いますが、文法の基礎を知らないと文章も読めないし、せっかく英語の音が聞けても理解できません。TOEIC600点を目指す中で、英文法の基礎を身につけておくことはとても重要です。後にも必ず生きてきます。さて、何をやるべきか、本題に入りたいと思います。

 

私は結構、素直に先人のお勧めする勉強法をそのまま試してみるのですが、

第3回 英語の勉強の仕方を勉強する - Learning English TOEIC940

で紹介した「英語上達完全マップ」はかなり参考にしました。そこでは文法の勉強順序を以下のように紹介しています。

 

1.中学英語レベルの文型が身についた後、高校入試用文法問題集
2.中学以降のレベルの文型・構文の学習と並行して大学受験用文法問題集
3.必要に応じて、TOEICTOEFL用文法問題集

出典:http://homepage3.nifty.com/mutuno/05_training/05_training03.html

 

私も最初はこの順番でやろうと思い、まず、高校入試用文法問題集を500円くらいで買ってきました。しかし、、、簡単すぎる。。。まぁ、個人のスタート時点でのレベルにもよるかと思いますが、さすがに公立高校用の入試用文法問題集は簡単すぎました。何セクションかやってみたのですが、簡単すぎて意味が無いと判断し、途中で止めました。ちょっとやってみて簡単すぎると思うようなら、次の段階にすぐに移りましょう。もしちょうど良いと感じるようであれば、高校入試用文法問題集から始めるのが適切なのだと思います。

 

次に、私は大学受験用文法問題集に取り掛かりました。しかし、本の数が多すぎて、どれを選択して良いのかかなり迷いました。いろいろ手を出してやってみたのですが、結局、最後はNext Stageに落ち着きました。自分が試してみた参考書とその評価は以下の通りです。

 

  • Next Stage英文法・語法問題(お勧め度★★★★☆)

結局、一番使ったのはNext Stageでした。高校入試レベルの英文法が分かっているなら、次はこれがレベル的にちょうど良いと思います。私はこのNext Stageの「Part1文法」と「Part2語法」の約750問だけをひたすら繰り返しやりました。全部正解できて、何故、その答えになるのかも頭の中で言えるくらい繰り返しました。回数は分からないですが、20~30周はしているのではないかと思います。

Part3以降も問題は続くのですが、そこはDUOで補えたり、TOEICではあまり重視されない問題が多かったので、私はやりませんでした。

あとこの本の一番良かったことが、見開きで左側に問題、右側に解説が載っていることです。文法問題は自宅ではやる気が起きなかったので、通勤中の電車の中でずっとやっていました。通勤列車は窮屈なので、狭いスペースで問題を解いて解説が読めることがすごく重要です。その他にも良い問題集はありますが、結局、見開きページで問題と解説が完結されているという点が自分には一番良かったことでした。

 

  • 総合英語Forest(お勧め度★★★☆☆)

Next Stageなどの文法問題をやっていて、解説を読んでも理解できなかったときに頼りになる参考書です。Forestは本当に参考書という感じで、横に置いてあっても良いかなと思う程度です。これを教材に使っての勉強はしていませんが、英語学習初期は、あれば助かる本だと思います。

 

  • 全解説頻出英文法・語法問題1000(お勧め度★☆☆☆☆)

難関大学を目指す高校生が使う問題集です。問題の質は良いのでしょうが、私にはちょっと難しかったです。早稲田とか慶應の問題が多く、嫌だった受験勉強を思い出してしまいました。TOEICではここまでは不要です。

また、一番許せなかったのは、解答・解説が別冊になっていたことです。電車の中で問題集と解答・解説の2冊を広げることはできません。それがあまりにも致命的で使うのを止めました。

 

  • 全解説入試頻出英語標準問題1100(お勧め度★★☆☆☆)

難易度的にはNext Stageとあまり変わらないくらいのちょうど良いレベルなのですが、「全解説頻出英文法・語法問題1000」と同様で、解答・解説が別冊になっていたことが致命的で、結局、途中でやるのを止めました。

 

以上、私が使った参考書とその勉強方法をご紹介いたしました。

 

まとめると、TOEIC600点を目指す過程では、Next Stageの「Part1文法」と「Part2語法」の約750問だけをひたすら繰り返しました。私はTOEIC600点を超えても、700点を目指す過程で、まだ英文法の基礎が不安定だと思っていたので、Next StageのPart1,2を継続していました。これがほぼ完璧になれば、英文法の基礎勉強は卒業です。あとはTOEIC向けの文法教材で問題傾向の癖を掴んでいくことになります。

 

次回はTOEIC600点に向けたリスニング強化方法について紹介したいと思います。

 

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

 
総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

 

 

第5回 TOEIC600点への道 単語編

~DUOで基礎的な語彙を増やす~

TOEICでの最初の関門として意識されるのが600点の壁です。600点は決して高い壁ではないのですが、そうは言っても、基礎ができていないと取れない点数でもあります。今回は600点を取るまでの基礎固めとして、必要な学習内容をお伝えしたいと思います。

 

まずは私がTOEIC470点を取ってから、英語学習を開始した直後に使っていた教材と、そのお勧め度をご紹介します。

 

  • 語彙
    • DUO 3.0(お勧め度★★★★★)
      (もしDUO 3.0が難しいと感じれば、DUO Selectでも良い)
  • 文法
    • Next Stage英文法・語法問題(お勧め度★★★★☆)
  • リスニング
    • NHK 入門ビジネス英語(お勧め度★★★☆☆)
    • NHK ラジオ英会話(お勧め度★★★☆☆)
  • TOEIC対策
    • TOEIC公式問題集 最新の1冊(お勧め度★★★★★)
    • TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継(お勧め度★★★★★)

 

TOEIC400点台、500点台は何といっても基礎が殆ど無い状態です。中学や高校で多少は英語の勉強をしているので、全く英語が読めないという訳ではないのですが、語彙も構文読解力も、リスニング力も十分でない状態です。

 

そんなとき、まずは何から始めたら良いでしょうか?

 

一つ言えることは、いきなりTOEIC対策をしても効果は薄いということです。問題形式に慣れるのは良いですが、英語の基礎力をつける本質的な方法ではありません。

 

初めに英語学習に取り組むのに最もお勧めな方法は、DUO 3.0の音読です!!

 

DUO 3.0

DUO 3.0

 
DUO 3.0 / CD復習用

DUO 3.0 / CD復習用

 

 

DUOに出てくる文章をすべて覚えてしまうくらいに音読しまくります。別売りのCDも絶対に買ってください。CDを聞きながら、ひたすらリピーティングやシャドーイングを行います。2~3か月くらいこれだけでも良いくらいです。焦らないでください。それだけで英語の基礎力が驚くほど上がります。いろいろ手を出したくなりますが、ここは我慢のしどころで、DUOの文章をソラで言えるくらいに音読しまくって覚えることに注力してください。以下、私のお勧めするDUOを使った学習方法をまとめます。

 

  • DUO3.0を使った勉強法
    • 付属のCDを買って、スマホなどで聞けるようにします。CDは復習用を買ってください。基礎用は正直、不要です。スマホがあれば、『語学プレーヤー〈NHK出版〉』がお勧めです。iPhoneでもAndroidでもあります。話速変換モードで、CD音源の話速を1.5倍だったり2.0倍にできるので、学習時間の短縮とリスニング力向上に使えます。他にも話速変換ができるアプリがあると思いますので、そのあたりは個人の好きなもので大丈夫です。
    • DUOは45セクションに分かれているので、最初は15セクションずつに分けて覚えるようにします。例えば、最初の15セクションを初めの1週間で、次の15セクションを2周目で、といった感じです。全セクションを一通り流せたら、次は1週間で1~45セクションをすべて流します。それも慣れてきたら、1~2日で1~45セクションをすべて流します。2か月続けていれば、余裕をもって1日で全セクションを流せるようになります。
    • DUOの単語をひとつずつ拾って覚えるようなことはしないでください。文章全体で意味をとらえるようにします。最初は文章を自分のペースで黙読し、意味を理解します。
    • 次に、声を出して文章を読みます。何回か読んで、比較的スムーズに音読できるようになったら、次はCDを聞きながら、CDの声にオーバーラップするように音読していきます。初めはテキストを見ながらで良いです。20回くらいやっていると、次第にテキストを見ずにオーバーラップできるようになってきます。
    • そこまでできたらシャドーイングに移行します。CDの音声を聞いたままにオウム返しするイメージです。何回もシャドーイングしてください。そのうち、文章の最初の単語を聞いただけで、全体の文がイメージできるようになってきます。
    • すべてのセクションで文章の最初の単語を聞いただけで、全体の文がイメージができるようになるまで繰り返します。
    • 全セクションを通してシャドーイングするときには、スマホアプリの話速変換モードで1.5倍から2.0倍くらいに速度を上げてやると、全通しの時間を短縮できます。
    • 最後の仕上げとして、いくつか単語の意味を覚えられないものがあると思いますので、それをピックアップして、単語個別に意味を覚えます。
    • ここまでできればDUOは卒業です。おそらく3か月くらいかかると思います。もしかしたら、これだけでもTOEIC600点に到達しているかもしれません。

 

DUOの音読は最初の基礎固めに本当に有効です。是非、やってみてください。もしDUO3.0が難しければ、DUO Selectでも良いです。DUO Selectが余裕になった後に、DUO 3.0に戻ってください。

 

ここで諦めたらTOEIC900点には到達しません。ひたすらDUOを音読、シャドーイングしてください。ここが一番の辛抱です。

 

長くなったので今回はこれくらいにして、次回はTOEIC600点に向けた文法の学習方法について紹介したいと思います。

 

DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

 

第4回 英語の勉強の仕方のまとめ

第3回で英語の勉強方法で参考になる書籍を紹介しましたが、結局何をやるのが良いのか、私なりの結論としては、一番は『音読』です。

 

これは誰もが言っていることではありますが、実際にやってみた経験からも、やはり音読に勝るものはありません!TOEIC470点の時から940点になるまで、音読だけは継続して実施ていました。英語力が伸びたのは、ひとえに音読のおかげと言っても過言ではないと思います。

 

音読と言っても色々な方法があります。一つの方法だけだと飽きるので、いろいろな方法をミックスしてやればよいと思います。何が一番良い、というのはありませんので、どの方法でも大丈夫です。ただ、英語の習熟度ごとに使う教材のレベルは変える必要があります。最初はそれほど難しくないものが良いでしょう。そのへんは後程まとめたいと思います。

  • 私がやっていた音読の方法
    • テキストを見ての1人音読
    • オーバーラッピング
    • シャドーイング
    • (リピーティング)

 

あとは英語の基礎力をつけるために、やはり『文法』と『語彙』も必要です。英語の勉強っぽいので苦手な人もいるかと思いますが、最低限はやらないと後で伸びません。ただ、受験勉強みたいに細かい語法を覚える必要は無いです。英語の勉強が受験勉強になってしまうと挫折してしまいますね。。。

 

『文法』はTOEIC700点台までに基礎を身につけてしまいます。『語彙』は継続的に増やしていかなければなりませんが、TOEICで高得点を取るために限定すれば、覚えるべき語彙は限定されるので、かなり学習しやすくなります。

 

次回以降、目標点数600点、700点、800点、900点ごとに、それぞれ具体的にどんな勉強をしたかを書いていきたいと思います。

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